【コラム】ワークショップビジネス(悪)今野悠夫パートナー
ワークショップの『悪質な』ビジネス
ワークショップとは 『ある主題での(参加者が知識を分け合う)研究集会』
レッスンとは 『課業。けいこ。』
お芝居を学ぼうとすると大体この2つの単語が出てきます。 別にやる事はさほど変わらないのですが参加者に聞くと映画や舞台、それらを作る工程にあるものがワークショップ。お芝居自体のスキルの向上を目指すものをレッスンと呼ぶ事が多いと思います。
何故これを最初に書くかと言うと、仕事に繋がらないワークショップの『悪質な』ビジネスという実態について語りたいと思ったからです。
僕自身ワークショップというものには20以上のものに通った経験があります。 その中でも様々な良質なものと悪質なものに出会いました。 商売として行うものを悪いというつもりは毛頭ありません。むしろお金を払って習いたい!そんな場所は良い空間だと思います。 ですが役者の向上の為ではなく、自身の欲求を満たす為だけのワークショップが存在する事を覚えておいて欲しいのです。
それは
『税金のかからないお金を得る為』
『あわよくばそこの女優に手を付けたい』
『自分はこの役者達を使う立場だから王様の様に振る舞える』
これらがそのワークショップを開催する意義になっているものが沢山あります。
これらに関わると時間とお金と情熱の無駄になります。
見極める基準は?
ここで見極める基準として、
①月謝等に対して領収書を渡してくるかどうか
②別のワークショップ、レッスンに行く事を必要以上に止められるかどうか
③年月かけずにすぐ親や家族といった距離感になろうとしてくるかどうか に注目してください。
もしも真っ当に商売でやっているのでしたら1.2は簡単にクリアになるはずなんです。もしも離れる人がいたら自分が望む場所を与えられなかったって反省して改善に努めるはずですから。
罪悪感を生ませようと近寄ってくる
3に関しては見極める事自体に罪悪感を生ませようとして近寄ってきますので注意が必要です。
この業界どうしようもない人ほどよくそれを言ってきます。すぐに親代わりとか家族だとか言いたがるのですが僕は両親健在だからとてもとても余計なお世話でした。
自分が映画や作品といった役者の望む活躍の場を与えられないから『家族のような暖かい雰囲気』によって縛ろうとしてきます。 実はお金よりも体よりもこの暖かい鎖こそが一番厄介なのです。 この鎖を使う人は そこを離れる事自体を悪い事だと洗脳を仕掛けてきます。
王様になりたい人だからそこの場所の否定は謀反だと考えます。
SNS、知人、これらに悪い噂を流布してきます。 自分の為のみのワークショップなのに役者の為を唄います。 ワークショップにせよレッスンにせよ自分のステップアップの為にお金と時間を使い通う場所です。
芝居で感動させたい。その気持ちからブレずに、洗脳に負けない自分を持ち続けたいものです。
パートナー 今野 悠夫