【コラム】セカンドキャリアの危険性と支援の必要性(1)桑原みずきパートナー


2017年6月28日

■セカンドキャリアの危険性と支援の必要性(1)
初めまして、桑原みずきです。

私が芸能に興味を持ち始めたのは小学、中学くらいだったかなと思います。
小学生の時に地元のミュージカル劇団に通い始め、毎日学校終わりに2、3レッスン受ける日々を高校生まで続けました。ジャズダンス、タップダンス、バレエ、ヒップホップ、ボーカル、芝居など、ジャズダンスを基本として様々なジャンルの基礎を学びました。

高校2年の夏にSKE48 1期生オーディションに合格。2008年〜約5年間名古屋で活動していました。

卒業してからは4年ほどになりますが、その4年間セカンドキャリアとして、舞台出演、地元高知でのテレビ出演、そして小学校の時から続けている得意なダンスを活かし、ダンスと歌で構成されたダンサーが主役の公演をプロデュース、出演しています。プロデュース公演は、会場選び、選曲、振付、指導、衣装探し、演出、キャスティング、ダンサーオーディションなど全てに携わっていて、とてもやりがいがあります。

セカンドキャリアとして自分のやりたいことをやらせていただいていて、日々充実しています。もっとも、 セカンドキャリアはもちろん「SKE」と離れた状態であり、壁がなくなったからこそその肩書きを使いたいといろんな大人が寄ってくるようにもなりました。

私が体験したり、周りで起きた中で改善するべきと思うのが、

①勝手に友情出演として捉えられているのか、映画出演したのにギャラが支払われない
②自分でチケットを何十枚か購入することを条件に出演している舞台役者がいる
③事務所からギャラが一切支払われない
④オファーを受けて挑んだ舞台終了後、ギャラが支払われず、主催者は会社をたたみ連絡も取れなくなり逃げ回る
⑤フリーだと、同じ仕事をしてもノーギャラ 等が、私の周りで、身近にあった話です。

私は事務所に所属していたのにも関わらず、④は経験があります。 「桑原みずきという名前でこういう企画をやりたい」という話もありました。それをERAの理事でもある佐藤さんに相談したところ、「もしその事業が赤字になったり借金を返せなかったら、みずきさんが返さないといけなくなる可能性がある」と言われました。 ちゃんとしてない大人、卑怯な大人は、「これができる」「あれをやろう」とプラスの話しかしてきません。人の名前を使って何かをしたいという話の場合、デメリットについてもちゃんと説明してくれる人が、本当に信頼できると私は思います。

私の中での1番の失敗は、最初と話が違い、最終的に仕事が成立しないまま連絡がとれなくなるといったこともありました。逃げられた時は本当に悔しくて腹立たしくて、その話を受けたことをひたすら後悔しました。

今考えると疑うべきだったと思う点が多々あり、二度と同じようなことが起こらないよう2回目のコラムでは詳しく振り返っていきたいと思います。

桑原みずき